誰でも「すごい映像」が作れる時代に、人間がやるべきこと。
Podcast版は耳でインプットできます!今日は長いので耳がいいかも。
Podcast版:
今日もコツコツやってますか?
昨日のGoogle I/Oでも色々ありましたが、今日はその先の話をします。
昨日のまとめを読んでない方はこちらからどうぞ!
今回の記事はめちゃくちゃ長文なので、ブックマークをどうぞ!
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まず、いま動画生成がどれくらいヤバいかを共有します。
昨日発表されたGoogle Omni、賛否両論ありますが、非常に優秀なのは間違いないです。
特に面白いのは「すでにある動画を加工する」用途でしょうね。いわゆる「v2v(video to video)」です。
たとえば、インコの動画を撮って、それを3Dアニメ風にする、2Dアニメ風にする、YouTuber風に喋らせる。
これ、今までできなかったことが普通にできるようになっています。
「Seedance 2.0」も化け物です。ぼくらも今まさにSeedance 2.0で映像を作ってますが、いや〜これは楽しい……。
あまり名前は上がりませんが、KlingもVidu Q3もかなりいいです。
実はぼくらのアニメ、メインではKling 2.5 Turboを使ってます。カメラワークの指示、これが一番通るんです。安いし。
特にSeedance 2.0の登場によって、動画生成については、商用レベルに達したと考えていいでしょう。
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ちょっと業界の話をします。
そもそもアニメーション制作って、めちゃくちゃ金がかかるんですよ。
超ざっくりですが、「映像1分」を作るのに「100万円」くらい掛かると思ってください。
10分のアニメなら、ざっくり1000万円。
「鬼滅」「呪術」レベルになると、もっと高いです。
なぜお金がかかるかというとシンプルに、人がたくさん必要だからです。長
アニメ制作は「長期期の人海戦術」なので、どうしてもコストが嵩むんですね。
で、これが、いま完全に変わっています。
AIを使えば、10分のアニメであれば、1人で作れます。
コストは数万円。どこまでこだわるかですが、30〜40時間も見ておけば完成するはずです。
映像の品質は、前述のとおり「まったく問題ない」レベルです。
つまるところ、
「誰でもすごい映像が作れる時代」
これが、いま到来してしまったのです。
小学生でも、保育園児でも、Seedance 2.0にプロンプトを打てば、ハリウッド級の短編作品を作れる。マジで、そういう時代なんですよ。
このギャップは、まだ世の中に浸透していません。
だから、いまAI動画を使いこなせる人は、仕事の機会が大量にあります。アービトラージがまだ効いている状態です。
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ここから、本題です。
「誰でもすごいものが作れる」となったとき、何が残るのか。
これ、全てのAI領域で起きている共通の問いです。
ゲームも、年末くらいには誰でもポン出しでクオリティ高いゲームを作れるようになります。
アニメも、ゲームも、音楽も、コンテンツ全般が「神コンテンツの無限生産時代」に突入する。
そうなると、当然、仕事を失うクリエイターがたくさん出ます。
直近で、あまり言及されていない職種でいうと「3Dモデラー」は、正直もうかなり厳しくなっていきますね。
これは、AIに触れている現場の人ほど分かっていると思います。
「Meshy」を代表に、AIで作れる3Dモデルが、もうあり得ないレベルで安く、速くなっているんです。
これは残酷ですが、進むしかない流れです。
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誰もが神作品を作れる時代。
ここで、人間がやるべきことはなにか。
ぼくの答えは「IPの育成」です。
知的財産。キャラクター。ブランド。
IPを作り、育てることは、人間にしかできない仕事になります。
ぼくらはいま、オリジナルIPである「クリプトニンジャ」のアニメを作っています。
10万、100万再生にはまだ届きませんが、確実にファンがついてくれている感覚があります。
あんね、結、紫苑、この3人が主人公のアニメシリーズですが、これを毎回見てくれる人たちは、徐々に「キャラクターへの愛着」が育っていくわけです。
「今回もあんね面白いなw」
「結ちゃん今回も苦労してる……」
「紫苑、応援したい」
重要なのは、こうしたキャラクターへの愛着は、AIそのものには生み出せないことです。
なぜならこうした愛着は、時間を掛けて、複数回の接触のなかで、人間の心の中で育っていくものだからです。
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ここで、ちょっと厳しい話をします。
AIで作ったコンペ用の短編作品、ありますよね。
たしかに技術的にはすごい。めちゃくちゃ学びがあります。
でも、ぼくは「価値が低い」と思っています。
なぜか。
そうした作品には「続きがない」からです。
その作品で完結してしまう。世界観が広がらない。キャラクターへの愛着が育たない。コンペが終わった瞬間に消えていく。
これからの時代、誰でもすごい短編は作れます。
言い方は悪いですが、コンペ用のそれっぽい作品なんて、1〜2年後には、AIでバカスカ量産できるようになってしまうのです。
そうじゃないんです。
長期的に作品世界を楽しんでくれる人を育てる。
魅力的なストーリーと世界観を作る。
キャラクター同士の会話、やり取りを楽しんでくれる人を増やす。
時間を掛けて、愚直にやり続けることが重要なんです。
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ちなみに、IP作りに必要な技術は、いまのAIで十分すぎます。
IPを作ってく上では、すごいプロンプトとか、革新的な映像表現とか、追わなくていいんです。
「ちいかわ」のアニメ、見たことありますか。
あれ、めちゃくちゃ特殊な技術なんて使っていません。
すごいカメラワークでもない。激しいバトルもなければ、超高度なVFXも入っていない。
でも、人気じゃないですか。
なぜか。キャラクターが魅力的で、話が面白くて、継続的に作品が出続けているからです。
これが本質です。
映像作っている方に向けて言うなら、すごい映像表現を追うより、「面白いキャラクター」「面白い話」「継続して出す覚悟」、ここを磨いたほうが圧倒的に強い。
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そしてこれは、AI以外の全てのジャンルでも同じです。
長く続けるからファンがつく。長く続けるからブランドになる。
AIで効率化して、Macミニ50台並べてアルゴリズムをハックする、こういう戦い方も世の中にはあります。
それはそれで、できる人がやればいい。
でも、99%の人は「人間が人間としてやるしかないこと」を、長期で愚直に続けるしかないんです。
ぼくでいうなら、
・ポッドキャストを毎日配信する(もう8年継続してます)
・サブスタックで毎日コラムを書く
・クリプトニンジャのアニメを毎月作る
・明鏡コミュニティで日々マーケティングを教える
こうしたことを、5年、10年、20年と続ける。
そうして、AIには作れないブランドコミュニティが構築されていくのです。
みんながアルゴリズムハックに走るからこそ、愚直に積み上げる人が強くなっていく、そんな未来になりそうです。
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ということで、ぼくらはアニメを作り続けます。
新作「おばけのミタマと死にたがりの瀬織」は、Seedanceを活用した3Dルックのアニメシリーズです。
ミタマについては、もうぬいぐるみもあるし、トレーディングカードゲームにもなっています。
ぼくらのアニメを見て「ミタマかわいいい」と思った人が、ぬいぐるみを買ってくれる。
この導線を、地道に作っていきます。
遠い遠い道のりですが、これが、人間がやるべき仕事です。
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ここからお知らせです。
昨年末に販売した「AIアニメの教科書」ですが、7月中にリライト予定です。
Seedance 2.0の話がまだ入っていないので、実際の作例・プロンプトとともに、全面的に解説を追加します。
いま14,800円で販売していますが、リライトのタイミングで29,800円に値上げしようと思います。
【4兆円産業を攻めろ】「AIアニメ」の教科書|ゼロから始めるAI動画制作
内容的には今も古びていない、AIアニメ制作の基本が詰まっています。
AIアニメに本気で取り組みたい方は、教材の購入をご検討ください!
そして、今週末の土曜に「サブスタ攻略大全」をワンコイン500円でリリースします。
ぼくのサブスタック登録者にはメールで割引リンクを送るので、まだ未登録の方はこの機会にどうぞ。
特典で「イケハヤ添削くん」というGPTsもつけます。これなかなか優秀なので、きっと価値を感じてもらえるはず。
こんな感じで教材を売って稼いだお金で、ひたすらアニメ、そしてゲームを作っていきます。
コツコツ積み上げましょう。











IPと継続に振り切るイケハヤさんの視点、さすがに未来見てる...!って思いました。
技術の進化はすごいですね。日々アップデートですね。そのためにも今日もコツコツと積み上げていきます。