【マーケ事例】広告費ゼロでバズる!日本マクドナルドの「AI動画UGCキャンペーン」がうまい。
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イケハヤです。
今日もコツコツやってますか?
さて、今日は実際のマーケティング事例の話です。
「これはうまい!」と思ったので、勝手に紹介させてもらいます。
「AI動画を使ったUGCキャンペーン」が、いまデジタルマーケティングの新しい地平を開いています。
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紹介したい事例のは、日本マクドナルドのXポストです。
そもそも日本マクドナルドは、SNSキャンペーンがめちゃくちゃ上手いんですよね。
数百万imp、なんなら1000万imp超えのバズをバシバシ叩き出す。
かなり優秀なSNSマーケティング部隊がいらっしゃいますね。いつも勉強させてもらってます。
その日本マクドナルドが、今回「そう来たか」というキャンペーンをやってきました。
何をやったか。
AIでアニメ化できそうな素材を、Xで提供したんです。
グリーンバックになったロボットキャラの素材を1枚、ペラで出して、「アニメ化してくれる人いませんか」とポストした。
これだけです。
ここから、何が起こったか。
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結果を見る前に、「マクドナルドは、何を期待してこんなポストをしたのか」を考えてみましょう。
Xには、Grokなどの動画生成機能が入っています。
それ以外にも、今はいろいろな動画生成でアニメが作れます。
「アニメ作れる人いませんか」と投稿すれば、ユーザーが勝手にアニメを作ってくれるだろう。
これは推測ですが、そんな狙いがあったのでしょう。
彼らはSNSマーケのプロなので、そこまで読んで投稿しているはずです。
実際、この投稿に反応して、大量のAIアニメ作品が投稿されています。
15秒くらいのものが中心ですが、1分くらいのものもありますね。クオリティが高いものも多いですね〜!
こうした企画は「UGC(ユーザージェネレイテッドコンテンツ)キャンペーン」と呼ばれます。
企業がコンテンツを作るのではなく、ユーザーにコンテンツを作ってもらい、ブランドの発信を強化する。
ぼくはもともとマーケティングコンサルの会社にいて、2010年くらいにUGCキャンペーンの設計をしていました。
なんというか当たり前になったのと、インフルエンサーマーケに主導権が移ったので、ここ最近はあまり「UGCキャンペーン」は聞かなくなっていました。
が、今あらためて、こうしたUGCマーケ施策が盛り上がっていく予感がします。
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なぜ、いまUGC施策が熱いのか。
AIによって、ユーザーが高品質なコンテンツを作れるようになったからです。
マクドナルドの例を見てもわかるとおり、AIの進化によって、今まででは考えられないような動画を、ユーザーがバシバシ作れるようになりました。
言ってみれば企業からしたら「CM動画を勝手に作ってくれる」状態なので、そりゃあ仕掛けにきますよね。
今までならCM動画一本作るのに、うん百万円かけていたわけで。
さらに、動画コンテンツはアルゴリズム的にもバズりやすいです。
たくさんのユーザーがブランドに関連する動画を投稿してくれれば、そこから大きくバズるものも出てくる可能性があります。
ここでのポイントは、「広告費を使っていない」ことです。
実際、上記のキャンペーンにあたって、マクドナルドは1円も動画コンテンツにお金を払っていませんよね。
なんなら、ユーザーのほうがAIツールに課金して、マクドナルドの宣伝を手伝っているわけです。すごい構造です。
ちなみに、ぼくも以前、TORICOさんと一緒に #AI魔法コンテスト という、AI動画のUGC企画を実施しました。
200を超える作品が集まり、インプレッションも合計で100万impを超えました。
広告費は使わず、賞金・賞品を提供しただけで、ここまでの拡散が得られました。
今回のキャンペーンでTORICO、そしてTORICOちゃんの認知は高まり、かなりコストパフォーマンスはよかったのではないかなと思います。
優勝作をあらためてどうぞ!
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予言をすると、こうした「AI動画を使ったUGCキャンペーン」は、今後増えていくでしょうね。
ぼくはマーケティング業界にいたので分かりますが、こういうのは「成功事例化」していくんです。
マクドナルドという誰もが知る会社が、AI動画のUGCキャンペーンで数百万インプ獲得、100人を超えるクリエイターが参加しました。
上場企業のTORICO社も同様のキャンペーンで成果を出しています。
これらは、広告費もほぼかかっていません。
御社も企画しませんか?
みたいなセールストークで、こういう企画が広がっていく傾向があるのです。
AI動画企画の懸念点は「反AIに燃やされる」ことですが、マクドナルドの例を見る感じ、重要なことに、今のところ特に炎上していません。
昨年あたりはAIでアニメを作っただけで「泥棒」「犯罪者」「消えろ」「クズ」と散々言われたものですが、最近そういう声も減ってきた感じですね。流石に。
マクドナルドはその潮目の変化をよく観察していて、今回、ジャブを打つ感じで仕掛けてきたのでしょう。
「別に炎上しない」ことがわかってくると、さまざまなブランドによって、大規模なキャンペーンも実施されるようになるはずです。
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ぼくらのIP「クリプトニンジャ」も、AI時代のUGCキャンペーンに、強い可能性を感じています。
実際、先日、クリプトニンジャとしてAIアニメコンペをやったのですが……これがすごかった!
コミュニティのクリエイターを中心に、なんと43作品が集まりました。
特にもともとイラストレーターを描ける方の動画は、クオリティが超高い!
こうしたUGC企画は、IP育成という観点からも重要な意味を持ちます。
仮に、UGC企画を通して200人がクリプトニンジャのアニメを作ってくれたら、その200人は、ぼくらのIPをちゃんと理解してくれるわけです。
「これは咲耶というキャラで、こういう忍術があって、こういうパートナーがいる」
UGCを作る過程で、キャラクターについて、ブランドについて深く理解してもらえる。これはIPにとって大きなプラスです。
しかも、作ってくれた作品が、ワンチャンバズる可能性もあるのです。
もしもバズれば、結果的にクリプトニンジャが数十万人に広がる。
昨今のメディア環境から考えても、「AI動画UGCキャンペーン」は、ブランド理解を高め、ブランドを拡散させる、効果的な手段になると確信しています。
ちなみに、クリプトニンジャは「AI読み込みOK」の公式素材を複数用意しています。
先日、動かしやすい3Dバージョンも追加しました(by シャックさん)。
またコンペを企画しますので、ぜひこのキャラクターたちを動かしてやってください!
(読み込み可能素材はこちらから)
https://drive.google.com/drive/folders/1ysdZqOQ4Iw-AzaAiNMjEzUGdvAImHW7m
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まとめましょう。
今まで、ど素人が高品質な映像作品を作るのは無理ゲーでした。
「アニメ作ってくれませんか?」なんて言ったところで、何も生まれなかったのです。
でも、今ではSeedanceのようなAIツールを使えば、一発で目を惹く動画が作れてしまう。
この強烈な変化を、目ざといマーケターはちゃんと分かっています。
その一例が、今回のマクドナルドのUGC施策なんだと思います。
消費者がクリエイターとしてブランドに参加して、楽しんで、ブランドを共に成長させていく。
デジタルマーケティングの新しい地平が開かれつつあります。
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よし、今日もコツコツ積み上げましょう。












うわ、これはマーケの潮目変わってますね!
昔は企業が高いお金を払って作っていた動画を、今はユーザーが楽しみながら作ってくれる…
マクドナルドの仕掛け方、さすがにうますぎます。
それを説明されるイケハヤさんはもっとヤバい🤭